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変革を拒んだ代償は余りにも大き過ぎた。【女子サッカーリオ五輪アジア最終予選 なでしこジャパンvs中国】

リオ五輪 アジア最終予選 なでしこJAPANvs中国代表

▼中国戦の敗戦でリオ五輪出場が絶望的となった。
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日本1-2中国

リオ五輪出場をかけた戦い、アジア最終予選に挑んだなでしこジャパン。1敗2分けと崖っぷちで迎えた第3戦だったが、自らのミスで2失点を献上、中国相手に敗戦を喫した。この敗戦によりリオ五輪出場は絶望的となった。

なでしこジャパンといえば、5年前のW杯優勝、そして前大会のロンドン五輪での銀メダル獲得と、華々しい活躍を想起するファン、サポーターも多いとは思うが、これほどの凋落を誰が想像しただろうか。もし、思い当たる節があるとしたら、それは、澤穂希の存在ではないだろうか。

絶対的リーダーの欠如。もしこのような事態が、あなたが属している組織、或いは、あなたが手掛けるビジネスで起きたとしたら。そう置き換えると、事の重大さを理解するのにさほど時間はかからないだろう。

リーダーが変わる時、それは組織の変革期だと捉えなければいけない。しかし、そのリーダーに従えてきた者からすれば、つい、その役割を他者に委ねてしまいがちである。つまり、澤穂希の代役は誰なのか?という点にこだわってしまう。

その役割を担ったのは、今大会の場合、宮間か大儀見ということになる。果たして彼女らに澤穂希の代役が務まるであろうか。問題は当然そこではない。

ゲームメーカーに委ねる、ボールポゼッション(ボール保持率)を高める、走行距離で圧倒する。これまで真骨頂と世界で評価されてきたのは、もう過去の話だということにそろそろ気がつくべきだ。

先日、リオ五輪アジア最終予選を突破し、見事アジアの頂点を勝ち取った男子日本代表は、これまでの自分たちのスタイルを捨て、勝つためのサッカーに徹した。確かに、その姿には、かつての王者の風格は、微塵も感じられなかった。ポゼッションを捨て、1秒でも早く相手ゴールに向かう。彼らが徹したカウンターサッカーを弱者の戦い方だと、酷評した識者も多くいた。

けど、彼らは再び栄光を掴んだ。勝つために彼らは変わったのだ。

相手から研究され尽くされても、いまだ自らのスタイルに固執する。変化を拒んだ代償は余りに大き過ぎた。

とはいえ、まだ後残り2試合ある。圧倒的不利な状況に変わりはないが、なでしこジャパンには、絶対に諦めないというスピリットがある。澤穂希から受け継いだこのスピリットが奇跡を起こしてくれることを、今はただ見守るしかない。

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勝村 大輔
1973年神奈川県生まれ 株式会社ガナーズ代表取締役/マーケティングコンサルタント/サッカージャーナリスト「サッカー馬鹿」と検索すると最上位に表示されるほどのサッカー馬鹿。4年に一度開催されるW杯には必ず現地に応援に駆けつけるほどの熱狂的なサポーターでもある。美容室の経営、コンサルティング、講演や執筆を中心に活動しています。著書『サポーター論〜一度きりのお客さんが熱狂的サポーターに変わる!〜』

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